第9回DGC - 同志社音ゲーシンコウ会 Do it!!

第9回DGC 大会情報

開催日:2010年6月19日
時間:15:00〜19:00
機種:pop'n music 18 せんごく列伝 (15:00〜)
   beatmania IIDX 17 SIRIUS (17:00〜)
ルール:DGCルール
ポスター:ポスター(PDF 3.2MB) / 詳細案内・ルール説明(PDF 144KB)

第9回DGC pop'n music編 レポート by ウルレア

【青ブロック】

1回戦 ウルレア@P vs よもぎ

一戦目から早くも自分の出番、そして投げられた曲はまさかのグランヂデスという超トリル譜面。EXは42という鬼畜さを誇っている──にもかかわらず、Normal譜面は21かつ「5ボタン譜面より簡単」という評価をよく受ける。
二倍のレベル差に自分はなすすべもなく、10k差での敗北。開始4分で自分の役目は終了した。

総評:Doitルールの恐ろしさを初体験

2回戦 ふぃろ vs ぱんです

最高クリアレベル42と43。その壁は薄いようでいて、恐るべき厚さを誇る!
ただしその厚さは、Doitルールの下では正反対のベクトルを示す。
会長ふぃろさんは自選曲ニエンテHyper譜面で91kを叩き出す。対するぱんですさん、43のEXで90k超えはどう考えてもきつい!
ランダムを使用し、階段部分のスコアを上げる作戦に出たが結果は78k。軸が赤になったり同時押し発狂が仇になったりと、少々失敗だったか。

総評:汚いなさすが会長きたない

3回戦 きのこ vs でるた

NormalとHyperのLv差が酷い一曲、スクリーン。そのレベル差、実に23。
きのこさんはあらかじめ練習していたらしいものの、そもそもスクリーンはスコアの出にくい判定と譜面。65kという結果に終わる。
対するでるたさん、挑戦するのはLv17のNormal譜面。スクリーンNはノートが非常に少なく、goodひとつが大きくスコアに響く譜面。初心者に高スコアは難しかったが……
結果、700点差ででるたさんの勝利。

総評:まともな譜面が来ないことに定評のあるDoitルール

4回戦 Will vs kg

最高クリア36と38の間にねじ込まれたLv37の楽曲、それはサイバーガガクだった。
H37の中では屈指の強譜面とされ、HS設定も難しいとされるが……先手のWillさんがオプション設定中に悲劇は起こった。
ビートポップ君を設定しようとしている間に、ハイスピを設定しきれず、ノースピで挑戦することになってしまったのだ!
結果は、それはもうひどいことに。本人も最後は手を放して諦めてしまっていた。
kgさんがHyperを選択してもほぼ勝ちが確定していたが、kgさんは堅実にNormalを選択。勝利をおさめた。

総評:嫌な……事件だったね……

【赤ブロック】

1回戦 rec vs せくてぃ

今回飛び入りの参加、せくてぃさん。両者最高クリアは42という、今大会初のガチバトル。
選曲者はせくてぃさん、40の中でも結構な体力譜面である一揆を選択。
一揆は個人差が意外に出る譜面で、先攻のrecさんは交互連打などでgoodが多発。微妙にスコアを伸ばすことができず72k終了。
一方のせくてぃさんは安定してcoolを出し、86kという高スコアで準々決勝に駒を進めた。さすが自選曲といったところか。

総評:※これが正しいポップンバトルです

2回戦 りるを vs djled

djledさんの選曲はレーシング。ソフランのためか、今作でレベルが40から41に上昇した曲である。
この二人のバトルではHyper譜面を選択するわけだが、Hでもソフランやそのリズムによる「クセ」は健在であり、スコアも非常に出にくい曲である。
先攻のりるをさんは非常にレーシングが苦手なようで、終始ぎくしゃくしたプレイになってしまった。そこを突いたledさんは安定した叩き方を見せつけ、10k近いスコア差で勝利。

総評: 会長もこの下剋上を見習ってください これが正しい下剋上

3回戦 ばば vs REN

選曲はレディメタル。ばばさんはEX37、RENさんはH33をプレイ。
お互い最高クリアレベルと同じ曲をプレイすることになったこの試合、譜面にしがみつくような激戦の末、ばばさんが僅差での勝利。
レディメタルはPM8初出。プレイする機会はなかなかないが、熱帯等においても初見の曲に対応できる地力は重要ということを感じさせた。

総評:ちなみに、初めての「EX40未満」の曲です

4回戦 イノKでぇす vs ポンこつ

選曲は、今作で43に上がったプログレッシブバロック。通称バーロー。
格好よく曲名を言ってましたが、自分はあれの読み方を知りません。(※編注:Ubertreffen:ユーバートレッフェン、と読みますが、カタカナでは厳密に独語発音を表記できません。あしからず)
イノKさんはRANを掛けての挑戦。階段曲なので、ランダムを掛けるとスコアを出しやすくなる……と思ったら、全然階段が崩れていない!
そのくせ無理押しが多発したため、おそらく正規譜面の方がスコアが出たのではないだろうか……。
対するポンこつさんはNormal譜面。圧勝かと思われたが、リズムが全然取れなかったのか、思ったよりもスコアは伸びず下剋上ならず。

総評:ランダムの過信は禁物

【準々決勝】

1回戦 よもぎ vs ふぃろ

選曲は幸子EXというあだ名でおなじみメタリックオペラ。42でも屈指の難しさを秘めた譜面である。
Normal譜面 vs EX譜面となる今回は非常に大きなハンデとなるだろう。唯一、N譜面にはソフランがあり、前半部分はメインBPMの半分となるため、そこが多少差を埋めてくれるか。
先攻のよもぎさんは多少ソフランに惑わされながらも74kをマーク。一方のふぃろさんはEX譜面に非常に苦戦し、BADの山を築いてしまう。奮闘むなしく、3k差での敗北。
やはりDoitルールは恐ろしかった……

総評:出場者16人中一人しかクリアしてない譜面をそう安々と投げないでください

2回戦 でるた vs kg

選曲はウチュウリョコウ。自分はプレイしたことがないが、神曲として有名らしい。選曲時は多くのギャラリーが神曲として評価していた。
Doitルールによって接戦に。最終的なスコア差はなんとわずか250。
レベル補正型バトルというのは、本来こうあるべき……なのだろう。

総評:今大会、最も僅差なバトル。

3回戦 djled vs せくてぃ

ledさんの選曲はレイヴ。Normal譜面しか存在しないこの曲での、完全な地力勝負となった……と思った矢先、先攻のせくてぃさんは91kのパーフェクト。
対するledさんもフルコンするが、スコアは及ばず。せくてぃさんが準決勝進出となった。

総評:ポップンは低レベルにも良曲多し。

4回戦 ばば vs イノKでぇす

選曲はコンテンポラリーネイション2、弐寺にも収録されている。
猫叉によくあるズレ押し譜面で、スコアがなかなか出にくい譜面だが……
先攻のばばさんはH譜面で77kをマーク。EX譜面でプレイするイノKさんは、このスコアを超えることができるのか……
と、その時、奇跡が起きた。
キャラクターをランダム選択したにもかかわらず、現れたのはイノKさんが嫁キャラと公言して憚らない「桔梗」。嫁パワーという言葉がギャラリーから漏れる。
そして、プレイを終えたイノKさんのスコアはなんと81k。嫁パワー強し!

総評:「嫁パワーすごいですね」「それほどでもない」

【準決勝】

1回戦 よもぎ vs でるた

ひらがな3文字プレイヤー同士のバトル。選曲はスコアの出にくいカドルコア
先手のよもぎさんはH譜面で80k、十分に良いスコアと思われる。一方のでるたさんはN譜面をプレイ。
この試合に限らず、Normal譜面は単純な分ノート数が少ないため、coolを出し損ねるとスコアが伸びにくい。初心者にはその点で厳しい部分もある。
結果、でるたさんは78k。惜しくも決勝進出を逃してしまった。

総評:むるむるついんずと読んではいけません

2回戦 せくてぃ vs イノKでぇす

選曲はイノKさん。選んだ曲は、手芸ことシューゲイザー
個人差の強い譜面だが、イノKさんの得意譜面。しかし先手のせくてぃさんも安定したスコアを出し、86kという高スコアをおさめる。
後攻のイノKさんは81k、残念ながら、嫁パワーは発動しなかった。

総評:安定した地力は重要。

【決勝戦】 よもぎ vs せくてぃ

決勝戦はお互い1曲ずつ選択してのバトル。
先手のよもぎさん、勝利に味を占めたのかもう一度メタリックオペラを選曲。ここまで実力を見せつけてきたせくてぃさんも流石に77kと苦戦する……が、逆に言うとここでスコアを稼がないとよもぎさんには後がない。結果、81kでフィニッシュ。
そしてせくてぃさんの選曲は、ハッピーキュートロック。EXでも結構なスコアの出る譜面である。
よもぎさんはN譜面をプレイし83k、79k取れば勝ちとなったせくてぃさんだが、容赦せずに97kという今大会最高のスコアをマーク。終わってみれば大差での勝利となった。

総評:安定した地力は重要(大切なことなので二回言いました)